“テシマル”の兄分「Infinity RS-b」の魅力に迫る

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今日はこんな記事です

インフィニティの大型ブックシェルフスピーカー「Infinity RS-b」を購入しました。インフィニテシマルの上位モデルのRS-bは、EMITツイーターを採用した3wayスピーカー。果たしてここからでてくる音は!?

“Reference Standard”シリーズのスタンダードモデル

今回紹介するInfinityのスピーカー、「RS-b」は、同社「Reference Standard」シリーズの家庭向けスタンダードモデルでした。

インフィニティについては、過去にインフィニテシマルⅢReference Oneの記事でも紹介していますが、かつてアメリカを代表したスピーカーブランドで、IRSシリーズのような超弩級クラスのモデルを手掛けていることでも有名です。また、Kappaシリーズに代表される、トールボーイスピーカーも得意としていました。

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70年代末の「Reference Standard」シリーズは、フラッグシップモデル「IRS」を筆頭に、最小・最安のインフィニテシマルに至るまで、幅広いラインナップを有していました。なかでも、家庭向けとして大型ブックシェルフとして、2wayの「RS-a」と3wayの「RS-b」が用意され、このRS-bをベースにしたモニターモデル「RS-M」も登場しています。

「RS-b」は、インフィニテシマルでも採用されているEMITツイーターを採用。ウーファーとミッドにはポリプロピレン製のコーン型ユニットが採用されています。ブックシェルフではありますが、大型の筐体です。

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オーディオシステムの”インフィニティ統一”に寄与

この「RS-b」は、イトケン邸にずっと眠っていたものです。当時のメインスピーカーは、ヤマハNS-1 ClassicsタンノイMercury m2Acoustic Research TSW-210など。

すでにこの時点でインフィニテシマルとReference Oneを導入していたこともあり、オーディオシステムのスピーカーをInfinityへ統一させることを決め、ちょうど今から一年ほど前に譲り受けました。そういう意味で、RS-bはオーディオシステムの”インフィニティ統一”に寄与したスピーカーだったのです。

スピーカースタンドは近くのホームセンターで木製の椅子を購入し、それを使っています。ペアで3,000円なので安く上がりますよ。

EMITを採用
ワンタッチ端子とアッテネーター

余裕のある出方。でもトータルではテシマルが上!?

RS-bにしてから、それまでのスピーカーで不満を感じていた解像感がグッと改善しました。RS-b導入当初はラックスキットのA501だったのでそこまで効果は高くなかったのですけど、AurexのSC-Λ90Fを導入してから、一気に目覚めました。

余裕のある鳴り方は、大型スピーカーならでは。テシマルは高域がややキツくタイトな方向ですが、RS-bではタイトな感じがなくなり、レンジが広く感じます。

ただ、解像感ではテシマルに及ばないです。異様なほどシャープに鳴らしてくれるテシマルとは異なり、のんびりで若干ぼんやりとした傾向があります。テシマルとRS-bでは、キャラクターは全く異なるものといっていいでしょう。

トータルでは、個人的にはテシマルのほうが好みです。テシマルはタイトな部分はあるけれど、あのサイズであそこまで鳴らせるのは奇跡に近いと思います。RS-bはシャープネスがいま一歩なせいか、現代音楽にあまりマッチせず、ツボに入らなかったのです。

静電型には勝てず去りゆく

しかしながら、Infinityのスピーカーたちにも、”静電型”(コンデンサー型)の波が押し寄せてきています。

STAXのイヤースピーカーの音に慣れていくにつれ、RS-bのぼんやりとした音が退屈になるように感じてきて、上記の理由もあり、使うスピーカーがまたテシマルへ戻っていったのでした。

それでも、静電型ラウドスピーカーは大型というデメリットがあるため、今年1月まで住んでいた狭い部屋ではそもそも設置するスペースがなく、”Infinity三銃士”の時代は一年にわたって安定して続きました。

その状況を変える決定打となったのが、広いマンションへの転居とイトケン氏のSTAX ESS-4Aの導入です。それにより、イトケン邸にある「QUAD ESL-63 PRO」が我が家へ転属することが決まったのです。

これで、ついにRS-bがお役御免となりました。今までお疲れさまでした。

ちなみに、サブスピーカーのインフィニテシマルⅢと、AV用に使っているReference Oneは続投するので、まだまだInfinityの音をこの2つで楽しみたいと思います。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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