ダイソーで1100円の完全ワイヤレスイヤホンの実力を聴き比べで検証!【vs Xiaomi Basic 2】

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今日はこんな記事です

ダイソーがついに1100円の完全ワイヤレスイヤホンを発売しました!ちょうどAmazonプライムデーのセールで購入したXiaomi Basic 2と聴き比べをしてみました。低価格フルワイヤレスイヤホンは、どこまで進化しているのでしょうか!?

ダイソー、ついにフルワイヤレスイヤホンを出す

先月末、ついにダイソーが「完全ワイヤレスイヤホン」1100円で発売しました。この事実を、ロケットニュースのGO羽鳥氏の記事で知ったとき、ものすごく衝撃を受けました。

めちゃくちゃ欲しかったんですが、郊外の店舗には全然入荷してくれず、しびれを切らして大型店(栄のスカイル店)に電凸して在庫を取り置きしてもらうことに成功しました。当日伺ったら棚には並んでいないので、取り置きは正解だったようです。スカイル店の店員さん、親切な対応ありがとうございました!

箱は意外と1100円商品には見えないくらい安っぽいです。そして、ケースもハウジングもツヤツヤで安っぽい、というか安いのですけど(笑)

イヤホンそのものはBluetooth5.0規格で、カナル型。流石に安いので対応コーデックはSBCのみです。

充電はmicroBタイプ。ケーブルも付属しています。

装着してみて、なんだか全然フィットしないなあ、と思ったら、イヤーピースがちっさ!でした。他のメーカーで言うならSサイズでしょうか。他のサイズのイヤーピースは付属しないので、別イヤホンでM以上の人は別途イヤーピースを用意してあげなければいけないのが△です。

Xiaomi Basic 2を購入

このダイソーのフルワイヤレスを買うのと同じタイミングでAmazonプライムデーがやってきました。ここでは、プライム会員限定セールで通常価格の半額になっていた、Xiaomiの「Basic 2」を購入。購入価格は1245円(※通常価格2490円)とダイソーのフルワイヤレスと比べるのに最適そうです。もちろん、単純にこれが欲しかったのではなく、ダイソーのフルワイヤレスと聴き比べをするために買ったのですよ(笑)

Basic 2は今年1月に発売された、Xiaomiのエントリーモデル。カナル型で、小型サイズなのがウリです。対応コーデックはこちらもSBCのみ。

ケースはつや消しで安っぽさはダイソーのに比べれば抑えられています。こちらも充電端子はmicroBタイプですが、充電ケーブルは付属していないので、別途用意してあげる必要があります。

純正イヤーピースは3種が付属。装着感も良好です。

フルワイヤレス3種を聴き比べ!

ここからが本題。今回は、ダイソーの完全ワイヤレス、XiaomiのBasic 2に、以前から使っているALPEX BTW-BA001を加えた3機種で聴き比べてみたいと思います。

ダイソーやXiaomiの安いモデルは、定価9千円の上位モデルにどこまで迫るのでしょうか・・・?

今回はG8X ThinQからApple Musicのストリーミング音源で聴き比べています。毎度のお約束ですが、エージング前の評価なのに注意が必要です。また、ダイソーのイヤーピースがフィットしなかったため、家でデッドストックになっていたゼンハイザーのIEシリーズ用のMサイズイヤーピースに換装しています。平等に評価したいので、3機種ともゼンハイザーのイヤーピースに変えました。

なお、ゼンハイザーのイヤーピースは、やや低域が強めに出る傾向があるため、その傾向も加味して評価しています。

ダイソー完全ワイヤレス

低域の響き方がものすごいの一言。パワーに関しては1100円のイヤホンとは思えないくらいガツンと来ています。

ただ、個人的には低域がブーストされ過ぎのような気がします。この低域が他の音域を邪魔するため、レンジ(音場)は窮屈で、広がりのある音ではありません。また、キレはあるものの、ボワ付きが気になるところです。

とはいえ、1100円クラスのイヤホンでは良い鳴り方です。エネルギッシュで迫力があるので、あまり音質を気にしなくても良い動画鑑賞や、ストリーミングでロックやレゲエなどを聴くのに刺激があります。

Xiaomi Basic 2

思った以上に落ち着きのあるフラットな音です。イヤーピースをゼンハイザーのにすることで低域が若干は増しますが、割と無難にそつなく鳴らしていく感じです。純正イヤーピースでは低域の引っ込みがあり、迫力には欠けます。キャラ的にはダイソーの1100円のとは真逆の存在でしょう。バランス的にはイヤーピースは純正のほうが良好です。

個人的に気になるのが、広域のシャカつき。このシャカシャカした部分がどうにもならず、長時間は音楽に集中できませんでした。やはり定価が安い分だけやむを得ない部分はあると思います。

また、音色変化は全くせず、全体的にのっぺりしたトーンです。定価2500円と考えれば、こんなもんでしょう。僕が購入した時のセール価格ならば良いチョイスです。

ALPEX BTW-BA001

やはりお値段が上がるだけあってか、トータルでは上記2モデルを引き離しています。とくにレンジ(音場)の拡がり方には段違いなほどに差があって、立体感を感じられます。iPhoneの人であれば、Apple Musicの空間オーディオも楽しめるかもしれません。

締まりの良い低域から、程々に透き通った高域まで、1万円以下のフルワイヤレスイヤホンでは文句なし、トップクラスの音質です。何を聴いても楽しいです。

うらにゃんにブラインドテストした結果は・・・?

この3モデルを、メーカーや価格を伏せた状態で、ブラインドテストしてもらいました。音源は彼女の大好きな▼です(笑)

その結果、うらにゃんの中ではXiaomi Basic 2が最も高評価でした。音質というものにこだわりのない彼女ですけど、さすがのうらにゃんでもダイソーの1100円はボワボワとした音と感じ取ったようです。

残る2モデルは音がクリアということで甲乙つけがたいらしいのですが、使い勝手の面でBasic 2が一歩抜きん出てるとか。というのも、本体の操作部がBasic 2は物理ボタンで、BTW-BA001はセンサー式とあり、BTW-BA001のタッチセンサーは誤反応が多いので、確かに使い勝手はBasic 2が上手だな、と僕も感じています。

あとは、BTW-BA001のデザインが男性的で無骨という点も加味しているようです。サイズは大きいので、コンパクトサイズを求める女性にとっては、音質よりもサイズを重視しているのかな、と思います。

ぜひ試聴して選んでみましょう

今回はダイソーの完全ワイヤレスと、XiaomiのBasic 2を聴き比べして、低価格フルワイヤレスイヤホンの魅力を探ってみました。

完全ワイヤレスと一口に言っても、今回のような低価格のものから最近登場したハイレゾ対応の高級機まで、様々です。

人によって、音質、機能性、使い勝手、サイズ感、装着感、そして予算など、好みは人それぞれ。安かろう悪かろうっぽいのが意外と相性が良かったり、逆に高額のモデルでも自分には合わなかったりするかもしれません。

だからこそ、可能な限り買われる際は試聴をおすすめします。ヨドバシ、ビック等の大型店やeイヤホンなどに試聴機があるなら、一聴してみて、自分とのマッチングがいいかを確かめてみてください。

とはいえ、ダイソーの1,100円完全ワイヤレスは流石に試聴機はないし、いくら失敗しても1100円の損しかしないわけなので、買ってみても良いんじゃないかな、とは思ってます(笑)

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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