【レビュー】”有線ピヤホン”対決!HSE-A1000PNとHSE-A2000PNを聴き比べ!

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今日はこんな記事です

人気ロックバンド「凛として時雨」のピエール中野さんが音質チューニングを監修した”ピヤホン”シリーズ。ALPEXが手掛ける有線シリーズでは、”有線ピヤホン2″こと「HSE-A2000PN」が仲間入り。下位モデルとなる初代やベースモデルと聴き比べしてみました!

人気バンド「凛として時雨」のメンバーであるピエール中野さんは、各方面で活躍なされており、ファンからは”ピ様”と呼ばれ愛されている存在です。

https://twitter.com/Pinakano?s=20

そのピエール中野さんが音質を監修したイヤホンが販売されています。AVOITから無線タイプ(完全ワイヤレス)が、ALPEXから有線タイプが発売されています。
AVOITの無線タイプの方は、先日”無線ピヤホン3″の愛称で呼ばれる新型が登場。最新の”無線ピヤホン3″はピエール中野さん監修の音質チューニングだけでなく、有名声優のアナウンスボイスが収録されており、Amazonでは一時完売が出るなど、セールスは好調のようです。

いっぽうのALPEXの有線タイプは、e☆イヤホンとタイアップしている「Hi-Unit」シリーズのエントリーモデル「HSE-A1000」をベースにした「HSE-A1000PN」が安定した人気を誇っており、去年末には映画「えんとつ町のプペル」限定パッケージも発売されました。

そんな”有線ピヤホン”に、新型が登場。「HSE-A1000」の上位モデル「HSE-A2000」をベースにした「HSE-A2000PN」です。“有線ピヤホン2”の俗称が付きました。

「HSE-A2000PN」は、単にピエール中野さんの音質チューニングが加わっているだけでなく、ベースモデルには備わっていないマイクが追加さており、テレワーク等にも対応した仕様となりました。これによりスマホでより使いやすくなっていますが、これでも税込約3500円と、かなりお値打ちなモデルとなっています。もちろんハイレゾ対応。

初代有線ピヤホンでも付属のケースが今回も付属品に

僕は去年末に誕プレで「HSE-A1000PN」をもらっていて、「HSE-A2000」も持っているので、音質の差が気になって欲しくなったので、ピンク色を購入。早速聴き比べをしてみました。

左から、HSE-A1000PN、HSE-A2000PN、HSE-A2000

低域が増えて、迫力が増した”有線ピヤホン2″

ブログ更新を優先させるべく、エージング前の評価であることにご留意ください。

今回聴き比べた楽曲は、MISIAのスーパーオーディオCD(SACD)「MISIA SINGLE COLLECTION」収録の「Everything」で、使用プレーヤーはONKYOのユニバーサルミニコンポ「FR-UN7」です。音量は同じボリュームに揃え、イヤーチップもピヤホンのデフォルトのもので比較しています。

ベースモデル「HSE-A2000」

弱ドンシャリ。広域の張り出しがうまく、迫力が前に迫ってくる感じがします。MISIAのボーカルも近く、透明感の高さは特筆に値します。低域はやや野暮ったさがありズンドコ感はありますが、量感は充分で、2000円台のイヤホンと考えれば、恐ろしく万能な音だと思います。

ピエールモデル(上位)「HSE-A2000PN」

ベースモデルに比べて、低域がブーストされています。打ち込みの音が綺麗で、ロックやレゲエには向いてそうな感じですが、MISIAの「Everything」を聴く限りでは低域が強調され過ぎな気もします。低域が邪魔しすぎて「Everything」のもつ楽曲の雰囲気を感じ取れないどころか集中できません。

また、低域は質うんぬんというよりは量が重視され、ベースモデルが苦手とする安っぽい低域はそのまま。また、ボーカルもベースモデルより遠ざかってしまっているため、聴くジャンルを選ぶイヤホンに思えます。

ただ、女性ボーカルではなく男性ボーカルでは落ち着きのある音場になります。平井大は集中して聴くことができました。やはりレゲエにはぴったりなのかもしれません。
また、アニソンも透明感抜群ですが、アニソン特有の晴れやかさがやや薄く感じます。

ピエールモデル(エントリー)「HSE-A1000PN」

意外や意外、上位モデルのA2000PNよりも、ベースモデルA2000に近い鳴り方です。広域の透明感も充分だし、低域の締まりというか上品さは一番上と思います。

気になるのが、A2000PNとは逆に広域が強すぎで、いわば”サ行が刺さる”レベルです。エージング前で暴れている可能性は否定できませんが、MISIAの「Everything」に関しては逆の意味で集中できませんでした。

また、ホワイトノイズが上位2機種と比較すると目立ってしまう点が惜しい点といえます。

バランスを求めるならベースモデル、迫力重視ならピヤホン

有線ピヤホンは好みで選ぼう

ピエール氏がロックバンドに携わっているからというのもあるのかもしれませんが、有線ピヤホンはロックやポップスに向いた音質チューニングになっているなと感じました。爽快感やスピード感のある楽曲はとても楽しく聴けると思います。

個人的に聞いた感じでは、A1000PN(初代有線ピヤホン)のほうは高域が得意で、A2000PN(有線ピヤホン2)は低域が得意です。有線ピヤホンは使う人の音の好みで選んでも良いかと思います。そもそも価格が安いですから、両方買って曲によって使い分けるのもアリでしょう。e☆イヤホンには試聴機が用意されているので、お近くに店舗があれば視聴しに行かれるとより良いかも、です。

いっぽうで、ベースモデル(HSE-A2000)はややドンシャリ傾向はあるものの比較的バランスの良い出方をしています。なので、ジャンルを問わず聴きたい場合は従来どおりベースモデルをチョイスするのが良いかと思います。

↓コチラのレビューもご覧ください。

また、解像度や透明感は落ちますが、ダイソーの300円イヤホン(新型)も非常によくできたイヤホンで、型番によっては有線ピヤホンに匹敵するほどの恐ろしい音が出ます。いろいろ聴いてみて、お気に入りのイヤホンを探してみてくださいね。


どちらにしても、最近大手とも遜色ない音質のイヤホンを手掛けるようになったALPEXさんの力の入れっぷりがとても楽しいですね。次作があるのか、楽しみにしています。

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