今日はこんな記事です

連載「鉄道模型をはじめよう!」も15回目。今回は、自分の車両を持ち込んで走らせて遊ぶことができる「レンタルレイアウト」にスポットを当てています。レンタルレイアウトの選び方から、現地での遊び方まで、おすすめも含めてレンタルレイアウトのすべてを解説します!

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家で遊べなくても”レンタルレイアウト”があるじゃないか!

鉄道模型は、たとえ小柄のNゲージであっても場所を取ります。鉄道模型のレイアウトを家で組んで遊びたい人は当然いると思いますけど、レイアウトをおいておく場所がいるし、お座敷レイアウトであっても敷設と撤去の手間がかかります。
それに、自宅レイアウトを作るには制作費用も馬鹿になりません。ストラクチャーは結構なお値段がします。車両を買って、カスタマイズして、他の趣味のことも考えると、レイアウトの出費はなかなか痛いですよね。

そんな方たちにぜひ知ってほしいのが、今回紹介する「レンタルレイアウト」の世界です。

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レンタルレイアウトとは?

「レンタルレイアウト」は、店舗の有料サービスとして提供されている、常設型の貸ジオラマです。家庭ではなかなか実現できないサイズのレイアウトが常設されていて、各店舗作り込まれています。そこに自分の車両を持ち込むだけで楽しむことができるのです。

レンタルレイアウトを利用するには料金はかかりますが、自宅でレイアウトを作るよりは圧倒的に安上がりで済むのも、メリットのひとつです。

レンタルレイアウトのメリット

  • 自宅にレイアウトがなくても走らすことができる
  • 自宅にレイアウトを作るより安上がり
  • 買った直後の試運転の場として活用できる(店舗併設の場合)
  • 仲間を集めて複数人で楽しめる
  • 一部の店舗は、お茶や食事やお酒を一緒に楽しめる
  • 車両がなくても、借りることができる。お試しに好適(一部店舗)

レンタルレイアウトのデメリット

  • 店舗が大都市圏に集中し、地方に店舗が少ない
  • 他人とレイアウトを共有する以上、他の方とのトラブルを回避できないことがある

レンタルレイアウトのお店の選び方

一口にレンタルレイアウトといっても、レイアウト単体で経営しているお店から、鉄道模型店のサービスの一環として行っているお店、飲食店のサービスの一環として行っているお店など、多彩な形態のお店があります。

では、レンタルレイアウトはどのように選ぶといいのでしょうか?いくつかの視点から見ていきます。

①まずはレイアウトの規格をチェック

まずは、レイアウトの規格をチェックしてください。主流はNゲージですが、HOゲージや他を専門としているお店もあるので、注意しましょう。

レイアウトがどれくらいの規模があるのか、ホームは何両分あるのか、留置線はどれくらいあるのか、各店のウェブサイト、SNS、Youtube、行かれた方の情報(ブログなど)をもとに調べてみてください。とくに新幹線・海外型など大型車両や長編成を走らす場合は要注意です。

ポポンデッタの場合は各店のページに詳細情報が記載されています。

HOゲージを走らせられるレンタルレイアウトもあります

②気になる料金システムをチェック

次に、料金体系を見ていきます。時間単位がキッチリとしているところから、わりかしフリーなお店まであります。入線準備と撤収を時間内に含むお店もあれば、含んでいないお店もあるので、その点も確認しておくと良いでしょう。

基本的にどの店も1時間単位の料金を基本としている

③レイアウトの作り込みをみてみよう

レイアウトの出来はお店によってピンキリ。お店によって力を入れている部分が異なるので、人によっては好みの分かれるところもあると思います。作り込みが薄い代わりに料金設定が安く気軽に入れるお店もあります。

各店がどういうレイアウトを作っているのか、各店ウェブサイトやYoutubeなどを見てバーチャル見学をすることをおすすめします。

レイアウトが作り込まれていると、リアリティが増し、写真撮影などの楽しみもぐっと大きくなります

④行く目的に応じてお店を決めよう

先述の通り、レンタルレイアウトにもいろいろな形態があります。行く目的に応じてお店を決めるといいでしょう。

例えば、買い物ついでに手軽にふらっと楽しみたいならポポンデッタのようなモール内のお店、車両を買ってすぐに楽しみたいならショップ併設型、ゆっくりお茶をしながら眺めたいときはカフェ併設型、といったような感じで使い分けるのもアリでしょう。

お店のリストはここからチェック!

レンタルレイアウトの店舗一覧は有志の方々が随時更新されていますので、こちらの情報を参考に探してみてください。営業時間や定休日などは、各店のサイトやSNSで確認を。

レンタルレイアウトの利用方法

①まず、予約しよう

行く日が決まっている場合や、土日に行く場合、複数路線を貸し切りたい場合などは、予約をされることをおすすめします。現在コロナの影響で完全予約制を取るお店もあると思われるので、事前の確認を。

予約は、電話以外にもTwitterやスマホアプリから受け付けているお店もあります。

②来店して、説明を受ける

レンタルレイアウト店に着いたら、まずは受付でシステムの説明を受けましょう。お店によっては、レンタル車両を受け付けています。詳しい操作方法やポイントの切替なども説明を受けられます。

アポ無しで来た場合は、空いている番線や時間帯を尋ねた上で、空いている部分で調整します。

前払いのシステムのお店では、この時点で料金を支払います。

③終了時間を確認する

終了時間は入るときに確認しましょう。一部店舗では終了時間の書かれたプレートで確認できます。

撤収が時間に含まれている場合は、記載の時間までに完全撤収する必要があります。

ポポンデッタの場合は、このようなプレートでひと目で終了時間がわかります(15分無料券利用時)

④車両を入れて、楽しむ

あとは、時間まで自分の車両を入れて目いっぱいに楽しんでください。

遊んでいる間は後述しますが、他の方に迷惑がかからないよう注意してください。

初心者向けに、操作方法を解説しているお店もあります

⑤撤収して、料金を清算

終了時間が近づいたら、撤収作業を行います。車両をしまうだけでなく、パワーパックの電源も落としておきましょう。

後払い方式のお店の場合は、撤収終了後のタイミングで清算します。

レンタルレイアウトで気をつけたいこと

レンタルレイアウトは他の方とレイアウトを共有する点から、以下の点に留意して楽しみましょう。

お店のシステムに際して

  • 飲食併設型のお店の場合、飲食代やチャージ料金が別途必要な場合があります。
  • レンタルレイアウトは個人店が多く、クレジットカード等での支払いに対応していないお店も結構あります。現金を持参することをおすすめします。

走行させるときの注意点

  • レイアウトの規格に合わない車両を入れないこと(ローカル線に新幹線など大型車両を入線させる、等)
  • 破損防止のため、レイアウトの部品にむやみに触らないこと。万が一破損したらすぐにお店の人に報告を。過失破損なら特に咎められる可能性は低いでしょう。
  • スピードに注意。スケールスピードで楽しみましょう。実際、爆走した車両が脱線し、他の人の車両を傷つけた事例を目の前で見たことがあります。ポポンデッタ等子供の多いお店は特に注意。
  • 上記等で起きた客同士のトラブルは、お店は関与できないので、客同士で解決を図りましょう。
  • 写真や動画を撮影する際は、他の方のプライバシーに配慮しましょう。
  • 飲食には注意してください。鉄道模型は精密機械ですので、水分をこぼすことで故障する恐れがあります。
  • その他、お店のルールを確認して、ルールを守って遊びましょう。

レンタルレイアウトで思いゆくまで楽しもう!

レンタルレイアウトはルールさえ守れば、皆さんの鉄道模型車両を思う存分走らすことのできる、楽しい空間です。

ぜひ、レンタルレイアウトで鉄道模型ライフをより充実したものにしてみませんか?

なすのぞみずほイチオシのレンタルレイアウト

最後に、僕が個人的にイチオシのレンタルレイアウトをご紹介します。ぜひ遊びに行ってみてください。

2〜3年くらい前に行ったときの感想を元にしているので、現在とは情報が異なる場合があります。
古い情報がございましたら、コメント等にてご指摘いただければ幸いです。

グリーンマックス・ザ・ストア ナゴヤ大須店

小振りレイアウトでホーム長は4両がせいぜいの小規模ですが、30分250円で遊べる手軽さとポポンデッタクラフト製の完成度の高い情景がウリ。レンタル車両も完備してます。(愛知県名古屋市)

名鉄の往年の名所、犬山橋も再現。名鉄車両との相性は抜群。

アクセス:地下鉄矢場町駅・上前津駅から徒歩10分 火曜水曜定休

鉄道模型カフェ浪漫(愛知県一宮市)

一宮市にある老舗のカフェ併設型レンタルレイアウト。レイアウトは大学生協力の手作り。カーブが多用されているので、長編成の撮影も楽しいです。空いているときは満足行くまで遊べ、”駅長”ことオーナーとの気さくなおしゃべりができるのも魅力。レンタル車両もあり。

カーブも多いが、直線も長く、長編成でも短編成でもマッチングする

アクセス:JR尾張一宮駅・名鉄一宮駅から徒歩10分 月曜火曜定休

ポポンデッタ with 東武鉄道ギャラリー(浅草店)

全国に店を構えるポポンデッタの中で、最もレベルが高いと思われるのがここ。東武浅草駅ビルに入る浅草店のレイアウトは、単純なオーバルを採用していなかったり、地上線に高低差を付けていたり、(ダミーですが)浅草駅へのレールが再現されていたり、と“ポポンの本気”を見せつけているかのようです。

地上線でアップダウンがあるのはポポンでは珍しい
浅草駅が上手く再現されている。カーブの方向が実際と逆なのがちょっと惜しい

アクセス:東武浅草駅ビル内

夢空間(東京都江戸川区)

小松川に拠点を置く会社が副業としてやっている専業のレンタルレイアウト。そのスケール感と作り込みは関東地方のNゲージャーを唸らせています。会社でやっているだけに、さすがお金をかけているな、と言えます。夜景モードにも対応していて、室内灯付きの車両を持っていっても似合いそうです。

人気の高い私鉄線はカーブ上に現代的な駅ホームがある
レイアウトサイズも大きい。車両の場所を把握するのは至難の業(笑)

アクセス:JR平井駅から徒歩15分 日曜定休

リカラー東京店(東京都中野区)

夢空間さんと双璧をなすのがこのリカラーさん。ここのオーナーさんは関西の鉄道が好きで、レイアウト上にも大阪駅が再現されていたり、新疋田のループが再現されています。光らせ方がすごく上手く、室内灯付きの車両がとても似合います。ほぼ専業ですが、一部パーツの販売も行われています。ちなみに、大阪店もあります。

郊外の雰囲気を模したレイアウトは実は珍しい(レイアウト拡張前)
夜景モードはないが、室内灯付きの車両を持っていきたい

アクセス:JR東中野駅から徒歩15分 火曜定休

エルマートレイン江坂店(大阪府吹田市)

そのリカラー大阪店の最寄り駅である江坂駅を最寄りとしている海外型中心の鉄道模型ショップ。中にはNとHOのレイアウトがそれぞれ置いてあり、Nは日本型で余部鉄橋などを模したローカル線の情緒が、HOはヨーロッパ、とくにドイツあたりの古風な感じが再現されています。HOは小振りですが、観ていて飽きないように作られています。

N側から見た全景。奥がHO
HOの駅はいかにも海外。でも北斗星とかカシオペアとか入れても楽しいかも

アクセス:Osaka Metro/北急江坂駅から徒歩10分

ジオラマ103(大阪市)

ポンバシからほど近い恵美須町にあるバー併設のレンタルレイアウト。意外とありそうで数少ない、お酒を呑みながら自前の車両を楽しめる、洒落たお店です。5路線あり、バーで照明が暗めということもあり、室内灯付きの車両が映えます。予約はスマホアプリからもできるユニークなシステムを持った大人の遊び場です。

都会的な車両がよく似合う
入口側の複々線の海岸はジオラマ103の最大のビューポイント

アクセス:Osaka Metro恵美須町駅からすぐ 月曜定休

ライブリースペース和(滋賀県彦根市)

滋賀県で数少ない(唯一?)レンタルレイアウトで、日本最大級と言っても過言ではないスケールのレイアウトが貴方を待っています。レイアウトはNのほかHOにも対応し、準備撤収は時間に含まれていないので、余裕を持って楽しめます。アポ無しOKですが、予約推奨。土日は大半予約で埋まります。ちなみに、Nゲージの物販コーナーも併設しています。

この店の顔はなんと言ってもこの巨大な留置線

アクセス:JR彦根駅前すぐ(平和堂彦根店内) 不定休

【HOゲージ】ラッキーレールスタジオ(大阪市)

HOゲージャーならぜひ寄ってほしいのがここ。今里の閑静な住宅地の中にあるレイアウトで、お客さんも少ないのでゆったりと遊べるのが良いです。エンドウのレールが採用されていて、日本型も余裕で走行できます。このお店は修理業務も行っているので、HOゲージの修理もお任せですね。

ストラクチャーの完成度が高い

アクセス:近鉄今里駅から徒歩5分 平日は営業日注意

【Zゲージ】ロクハン東京ショールーム

Zゲージメーカーのロクハンが浅草地区に開設しているショップ兼ショールーム。ショールームなだけに完成度の高いZゲージレイアウトは、無料で遊べるのが魅力。現時点では、日本で唯一のZゲージレンタルレイアウトと言ってもいいでしょう。

全景。都市部からローカル部まで均等に作られている
Zゲージであることを忘れそうになるくらいリアル。ちなみにZJ485系は脱線頻発で走破できません(泣)

アクセス:東京メトロ田原町駅・都営地下鉄蔵前駅から徒歩10分  週末営業

みずほちゃん

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。こちらもチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

なすのぞみずほ
なすのぞみずほ
尾張国に住むクソ人間(彼女持ち)
愛機はMacBook AirとNikon D610

趣味は鉄道(乗・撮・模型)、カメラ、PC、オーディオなど。

<WORKS>
・「チャレンジ!!ボッチャ駒来」サークルサイト制作
・「ヒグチ写真店」様ウェブサイト制作
・Aichi WordPress Meetup #9登壇「レンタルサーバーの選び方」

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