今日はこんな記事です

Acoustic Reseach(AR)の80年代のスピーカー「TSW-210」をハードオフで発見し購入しました。案の定ウーファーのウレタンエッジが崩壊していたため、エッジ修理をすることになりました。修理したあと、このスピーカーから出た音とは!?

アメリカ東海岸のブランド AR

1月のある日、イトケンさんと近所のハードオフへ遊びに行きました。さすが、人の出入りも物の出入りも激しいので、行くたびに品揃えが変わっていて楽しいです。

ジャンクコーナーに比較的大きなスピーカーが転がっているのに気づきました。

「Acoustic Reseach」というメーカーの「TSW-210」というモデル。「音は出ますがウーファーエッジ破れあり。東海岸らしい爽やかな音です。ぜひ修理してみませんか?(要約)」とプライスカードに記載されています。

プライスカードに書いてあったお値段は、税込5,500円とこの大きさの舶来スピーカーとしては手頃なお値段だったので、買って修理してみようと思い購入してみました。

Acoustic Reseach(AR)は、アメリカ東海岸・ボストンに本拠を置くオーディオメーカー。本国はもちろん、日本でも1960年代より輸入され、高い評価を得ました。とりわけAR-3は日本国内でヒットし、日本向けの復刻モデルも出たほどです。

現在はピュアオーディオの分野からはほぼ撤退し、ポータブルオーディオに主軸を移しているようです。日本でも10万オーバーのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーが発売され、オーディオファイルの間で話題になりました。

今回手に入れたTSWシリーズは、1980年代後期、日本でいうバブル期に登場したモデルです。エントリーモデルTSW-100からフラッグシップモデルTSW-910に至るまで、幅広いラインナップ展開となりました。

「TSW-210」は下から3つ目の、どちらかといえばエントリー層のモデル。スタンダードな2wayスピーカーですが、下位モデルTSW-100/110とは違い、ウーファーサイズが異なり、TSW-210のほうが大型となっています。

ペアで760ドルということで、当時の日本円に換算すると8~9万円といったところでしょうか?そこそこの価格ですね。

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ウーファーエッジの修理

このTSW-210ですが、舶来スピーカーによくあるウレタンエッジの崩壊を引き起こしてしまってます。このエッジを交換してみたいと思います。

なんと、某オークションにて専用品が売られているので、早速ポチりました。

このエッジはウレタン製で、ゴム製より薄いのが特徴。最初クリックポストで届いた時、1枚しか入ってない!?と思ってしまいました(笑)

ウーファーユニットは4つネジを外すと取り外せます。エッジカスのこびりつきはJBLのControl1ほどではないので、ゴシゴシの手間は少なく、1日でペア分の交換が終了しました。

Control1では内張りでしたが、今回は元のエッジが外張りなので、外張りにしました。

落ち着きのある刺激のない音

このTSW-210は天面と底面が木製で、傾斜のある変わった形をしています。

裏面の端子はワンタッチ式。9万前後のスピーカーとしてはちょっと物足りない気がします。もう少し大型のターミナルだったらもっと良かった気がしますね。とはいえ、このワンタッチ式端子、穴が大きめで意外と極太ケーブルもスルッと入ってくれるのでこれでも良いかも(笑)

ネットワークはターミナルに直付けされている

さて、このTSW-210の最大の魅力はふくよかな低域にあると思います。ブーミーすぎず、ゴリ押しもなく、非常にすっきりとした爽やかな音の出方です。

全体を聞いた印象としては、すっきりしていて落ち着いて聴こえます。言い換えるなら”ストレート”でしょうか。爽やかで悪くはないと思います。弱ドンシャリで、低音強め。

よくアメリカ東海岸のブランドのスピーカーは「音が暗い」と言われますが、このTSW-210も暗めのトーンです。

ただし、ボーカルはイマイチで、こもっています。分解能もあまりいいとは言えません。ストレートな音なのは言い換えれば平坦でツマラナイ音。音色変化には乏しいです。とはいえ、国産の同価格帯よりはいい音を出しているはずですが。

能率が87dBと低めで、この低能率が暗めのトーンとふくよかな低域を実現しているカギと言えるでしょう。上位機のTSW-310やTSW-100/110は90dB前後で、エントリーモデルはTSW-210だけが低能率なのです。

ホームセンターで買える袋ナットをインシュレーターにしました。インシュレーターを入れることで床への振動が低減され、低域が更に引き締まります。低域には効果抜群でしたが、中高域はさほど大した効果はないように感じます。とはいえ、¥220くらいのM8/M10袋ナットで音質改善すると思えば、プアオーディオをやっている者にとってこれほど最強のチューニング方は他にはありません。

今回かかった費用は、

  • TSW-210本体:¥5,500
  • 修理用エッジ:¥1,685(送料込)
  • 袋ナットM8:¥220

で、トータル¥7,405になりました。このお値段で、国内メーカーを遥かに凌ぐ音が出てきますので、高くはない買い物だと思います。

今回もエッジ修理が成功ししばらく使っていましたが、インフィニテシマルとタンノイM2を導入したことで、短期で主役の座を奪われることになってしまいました。うちで引退しても、次の方のところで楽しんで使っていただけるならエッジ修理の甲斐がありますね。

みずほちゃん

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。こちらもチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

なすのぞみずほ
なすのぞみずほ
尾張国に住むクソ人間(彼女持ち)
愛機はMacBook AirとNikon D610

趣味は鉄道(乗・撮・模型)、カメラ、PC、オーディオなど。

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