当時の定価・18万円のAVアンプ「YAMAHA DSP-AZ2」で遊ぶ

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今日はこんな記事です

去年の年末に、ハードオフでまたまたヤマハのAVアンプを見つけてしまいました。今回は「DSP-AZ2」で、フラッグシップDSP-AZ1の下位モデルでかつ、DSP-AX2の後継機種。DSP-AX2との比較も交えながらヤマハの18年前のハイエンドを楽しみました!

遠方のハードオフで発掘

年末も暮れ、もう明日は大晦日。前日からイトケン邸へ宿泊し、遊んでいた僕。この日は三重県内で一番大きいハードオフへ行くもとくに戦利品はなく、その近くのツタヤでレンタル落ちのジャズやクラシックCDを何枚か購入し、日も暮れた夕どきの頃、これまた三重県内の別のハードオフへ・・・。

品揃えと値付けは先に行った店舗よりいい感じです。Nゲージも品揃えは充実していて、わりかし値付けも安くて魅力的でした。

さて、ジャンクコーナーへ行くと、オーディオはアンプやCDプレーヤーがぎっしりと立てて並べられていたのです。

最近ハードオフへ行くとヤマハのAVアンプをよく見つけてしまう僕ですが、またまた見つけてしまいましたw

今度は「DSP-AZ2」で、¥4,400で出ています。フラッグシップモデルDSP-AZ1の下位モデルです。AZ1はAX1の後継機種・・・つまり「AZ2もAX2の後釜」となるのです。

これは既に持っているAX2と比較してみたい、と、ソニーのヘッドホン(MDR-10R ¥2,200)と合わせて買ってしまいました。しめて¥6,600也。

AZ1ジュニア DSP-AZ2

「DSP-AZ2」は、2002年発売のモデルで、当時のヤマハのAVアンプの中で、フラッグシップモデルDSP-AZ1に続くナンバー2のモデルです。

その2年前の2000年秋、ヤマハはDSP-AX1の下位モデルとして「DSP-AX2」「DSP-AX10」「DSP-AX8」を発売します。とりわけ「DSP-AX2」は定価20万のナンバー2で、49ものDSPプログラムと、8ch出力を搭載したハイエンドモデルとしてふさわしいスペックを持っていました。

DSP-AX3200

翌年、フラッグシップがAX1からAZ1へと切り替わりましたが、ナンバー2はAZシリーズへ移行せず、AXシリーズで新たに4桁の品番が採用されました。AX2の後継機は「DSP-AX3200」となりました。しかし、コストダウンがメインのモデルチェンジとなり、定価は17万へと下がりましたが、出力は6.1ch、DSPプログラムも32へとダウングレードされています。

DSP-AZ2

しかしながら、8ch出力でそこそこの価格帯のモデルの需要があると見込んだのでしょう、AZ1か登場から1年、DSP-AX3200からDSP-AZ2へとバトンタッチしたのです。AZ2では8ch出力を復活させつつも、コストダウンを両立し、定価18万円に抑えられた意欲的なモデルとなったのです。

AZ2では8ch出力のほか、サラウンドプログラムはAX2の49には叶いませんが、35プログラムとDSP-AX3200比では増強されています。”AZ”の名が示すように、スペック面での強化よりもAZ1に可能な限り近い音質となるよう開発されているようにも見えます。

AZ2 vs AX2

年が明けて、自宅で設置してみました。

同じナンバー2モデルのAZ2とAX2のサイズに大差はなく、重量が22kgなのも共通していますが、ボディの作りはAX2が上に感じます。AZ2は前面部の質感はAX2同様にいいのですが、天面がAX2と比べて薄っぺらくペコペコしています。このあたりがコストカットによる犠牲部分になっちゃったようです。

その反面、操作面は向上しています。入力モード切り替えがボタンからダイヤルになったことで切り替えがスムーズになっています。ボリュームダイヤルも大型化されて回しやすくなっている印象を受けます。

表示パネルのサイズには変更がないですが、表示方法が変わっています。AX2では確認ができた入力方式(アナログなのかデジタルなのか)や周波数表示などがされなくなったため、やや不便です。

シーリングパネルもやや薄くなったように感じました。それでも、AX10のそれよりは厚みがありしっかりとした作りです。

背面の端子数には大きな変化はありませんが、電源コンセントは2口に削減されています。

リモコンは同じサイズ・形状・ボタン数ですが、割り振られている機能の違いや外装フィニッシュの差異で、AX2・AX10・AZ2ではそれぞれ別機種扱いです。ただし互換性はあるためAX2リモコンでAZ2を操作したり、その逆も可能です。

音質は大きな変化なく

そして、気になる音質ですが、ナンバー2ということもあってか、激しくない落ち着いたヤマハトーンとなっています。しっとりとしていてノンビリ聴けます。

AX2とは大きな変化がなく、素直に移行ができました。柔らかめの傾向なのはAX2と同じです。

ただ、2chで再生するときは伸びがAX2に比べて鈍いです。一口で言うならばカマボコ型です。高域も伸びきれず低域は量感に物足りなさを感じます。アタック感が弱いので、もう少しアタック感があるとよりじっくり聴けそうな感じです。

全体的にはAX2の下位互換、といった感じですが、単体で見れば10万前後のプリメインアンプとも十分戦えるポテンシャルの高さは魅力の一つです。

現行プリメインでも勝てない魅力が、ある

DSP-AZ2は定価18万円のハイエンドモデルとだけあって、その実力はとても高いものとなっています。AZ2の出す音は、現行プリメインアンプ顔負けのサウンドなのですが、このサウンドが数千円で手に入るとは、恐れ入ったものです(笑)

デカくて場所は食いますが、サブシステムでゆったり聞きたいときには充分かと思います。タマも比較的あると思うので、遊んでみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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