今週もNゲージの発売ラッシュが続いています。マイクロエースの京阪800系・新塗装と、再生産品のKATO E655系「なごみ」(+特別車両)を購入しました。

今日は新発売のマイクロエース 京阪800系・新塗装を紹介し、E655系は次回の紹介とします。

大津線で進む新塗装化

京阪電車は、大きく分けて「京阪線」「大津線」の2つに分かれています。「京阪線」はその名の通り京阪本線を中心に京都と大阪を結ぶ京阪間の動脈の1つで、交野線かたのせんや宇治線、中之島線といった支線も含まれます。

対して、「大津線」は京都から大津へ伸びる路線群で、具体的には京津線けいしんせん石山坂本線いしやまさかもとせんの2つの路線を指します。かつては三条駅[1]京津線側は「京津三条」を名乗っていたで「京阪線」と「大津線」が繋がっていたのですが、地下鉄東西線開業に伴い地下鉄を介する形となったため分断され、現在の「大津線」は「京阪線」とは独立しています。「京阪線」とは違いローカル色が強く、大津市民の足として利用されています。

なかでも、京津線はびわ湖浜大津駅から京都の御陵みささぎ駅を結ぶ短い路線ですが、御陵から地下鉄東西線に直通し、太秦うずまさ天神川駅までを走行する、京都と大津を結ぶルートの1つです。JR琵琶湖線や湖西線がトンネルで越えるのに対し、京津線は国道1号線と並行しながら、急カーブと急勾配の続く”逢坂の関”をゆっくりと走っていくため、車窓はスリリングです。大谷駅は急勾配の上に位置していて、実は日本一。

その一方で、上栄町〜びわ湖浜大津間は路面電車区間です。通常路面電車は2両編成までと定められていますが、京津線は特例で4両編成が認められています。

ゆえに京津線は、「路面電車」「登山電車」「地下鉄」の3つを一気に体感できる、個人的に日本で一番気に入ってる路線です。

こちらがもともとの塗装

当然ながら、この3つの区間をすべてこなせる車両が必要です。京津線に投入された800系はこの3つをこなせる性能を得るため、1両あたりの製造額が同時期に製造された500系新幹線とほぼ同額[2]約3億円という点には驚かされます。

新塗装となった815編成(2018年7月撮影)

そんな大津線も生まれ変わりつつあります。駅名変更や案内サインの京阪線との共通化も挙げられますが、やはり一番大きいのは車両カラーの変更でしょう。石山坂本線用の600形、700形と800系が、京阪線の一般車両と同じ「シティ・コミューター色」に変更されることが決まったのは2年前のこと。800系も2017年末より新塗装が登場し、815Fが一番めに新塗装となったのです。

 

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マイクロエースの製品化は早かった

新塗装が登場して1年ほど経ったある日、マイクロエースから800系新塗装の製品化が告知されました。

今回の製品化までは比較的早かったといえます。

 

マイクロエースの京阪800系は2014年秋に始めて発売され、比較的早くメーカー完売になったのが記憶に新しいです。マイクロエースしか出していない型式だからこそ、マイクロエースの動きに期待していたのです。

印象がガラリと変わった

では、開封していきましょう。品番は2014年のモデルの続きとなっています。

 

モデルの編成は815編成で、2014年モデルの新シンボルマーク仕様と同じ編成です。新塗装は京阪線系統でも見られるありきたりのカラーに思います。個人的には独特でかつ琵琶湖をイメージした旧塗装のほうが好みなのですが・・・。

でも、シュッとした印象で、スマートな印象になってるんじゃないかな、とも思えます。

なお、模型の塗装は以前の製品より改善していて文句ないレベルになっています(5年前の旧塗装は塗装に乱れがあったので)

塗装以外の造形そのものは5年前の製品と同じもののようです。幅狭車体を再現するために車体のプラはやや薄くなっているので、旧塗装は室内灯を入れると”ホタルイカ”のごとく光ってしまうのが欠点でしたが、今回の新塗装は色が暗色系なので旧塗装のレベルまでひどくなることはないでしょう。ただし製品構造の改良はないため、ある程度の対策は必要です。

カプラーはアーノルドですが、連結間隔が狭くなるようにうまく設定されていて秀逸です。マイクロカプラーやTNカプラーには非対応です(アーノルド交換タイプも走行を考えると難しいです)

 

動力ユニットについても色を除けば同じもののようです。ただし、「←パンタグラフ」表記が追加されるなど分解した際にわかりやすく改善がなされています。

残念ながらこの動力はポイントでの脱線ショートがとりわけ多いので走らす際は要注意です。鉄コレ動力で車幅や長さ、台車サイズが近いものがもしあるのなら交換するというのも1つの手かもしれません(なかったらごめんなさい)

動力ユニットにはまっている床下パーツも、見た目が良くなっています。

 

先頭車の車幅灯はやや小型化されています。実車でも小さくなっているのでしょうか。

妻面もブラッシュアップ。モールドだった銘板表記が「川崎重工」と書かれた印刷になりました。ここに手を入れるのはマイクロくらいしかないですよねw

ヘッドライトは実車での変更に即して白色LEDに変更されているだけでなく、角灯と丸灯の違いまで再現できています。

テールライトも問題ありません。

 

5年前のモデルをベースとしながら、細部にブラッシュアップがかかっており、完成度が一段と良くなっているように感じました。

充実した大津線のラインナップ

京阪大津線のNゲージはここ5〜6年でかなり充実してきました。鉄コレ13段を皮切りに鉄コレ勢から600形・700形・80形のバリエーション展開がなされ、モデモから「びわこ号」が出て、マイクロエースの800系とこれ以上望むべくもないほどに充実してきていて模型でもたいへん楽しめるようになりました。

もとから充実していた京阪線系統もさらに充実しています。プレミアムカー導入などで最近は車両の変化が多く見られたためか、マイクロからは8000系プレミアムカー仕様、GMからも3000系の現行仕様が出るなど、各社活発です。

個人的に欲しいのは13000系。宇治線で4両で活躍する姿が、なんだか愛くるしい気がして。ですが13000系は鉄コレの事業者限定でしか出ていません。一般販売で出るのは厳しいのかな?いっそのこと、マイクロかGM[3]3000系と顔は近いからGMなら出せなくはないだろうけど、同社は新規車種をあまりやりたがらないのがなぁ・・・で出してくれないかなぁと思うこの頃です。



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脚注   [ + ]

1.京津線側は「京津三条」を名乗っていた
2.約3億円
3.3000系と顔は近いからGMなら出せなくはないだろうけど、同社は新規車種をあまりやりたがらないのがなぁ・・・